消費者金融に対する知識をつける
消費社会が進行する中で、ローンや消費者金融からの借入れは、もはや日常生活の一部となりつつあります。このような状況下、クレジットカード発行枚数は二億五四〇〇万枚、販売信用供与額三一兆八七四八億円に達しています。
これは国民一人当たり平均二・四枚程度のクレジットカードを持っていることになります。この他にも銀行や消費者金融のキャッシュカード、プリペイドカードといったものが大量にあり、世はまさにカード時代です。
カードの特徴は、現金をもたずに買物ができたり、金がないときにキャッシングにより容易に現金を手にすることができるという便利さにあります。しかし、この便利さは、一方では多くの危険をはらんでいます。
その第一は、いつでも債務超過により支払不能の状態になる可能性があるということです。つまり、収入にみあった債務であれば問題はないのですが、つい支払いの目処もたたないのにクレジットにより物を買い入れたり、返済の目処もないのに現金を借り入れたりすることがありがちだからです。
こうしたクレジット、消費者金融からの借入れは金利も高く、気づいたときは、返済不可能の借金だったということにもなりかねません。クレジットや消費者金融からの借入れは、あくまで自分の将来の収入の先取りであることを認識すべきです。
その第二は、クレジットや消費者金融に関するトラブルが増えているということです。簡単 に物が買えたり、現金を手にすることができるという便利さは、その一方の業者の側からすれば、支払いを確保するための担保が必要となります。簡単に借りられることが売り物の消費者金融にあっては、少額の貸出しには担保(保証人や抵当権の設定)をとることはなく、その代わりに支払いが滞ったときの厳しい取立が担保の代わりをしているのです。こうした取立をめぐるトラブルも多発しています。
さらに、カード犯罪も多発しています。勝手にカードが自分名義で作られたり、盗難や紛失にあったカードが勝手に使われたりして、いつトラブルに巻き込まれないともかぎりません。カードの管理も大切なのです。
カード社会は、このような危険をはらみながら、これからもますます進展していくでしょう。こうした中で、消費者としても、トラブルに巻き込まれないようクレジットや消費者金融に対する知識が必要となります。
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